グローバル流動性の急増でアルトコイン相場に大波到来か──著名アナリストが強気予想

著名な仮想通貨アナリストのTechDev氏が、現在のマクロ経済環境を背景にアルトコイン相場の急騰が近いと指摘している。

X（旧Twitter）で52万人以上のフォロワーを持つ同氏は、「グローバル流動性の上昇」と「景気循環の底打ち」という2つのマクロ指標が揃ったとし、過去にもこの条件が重なったタイミングでアルトコインが爆発的な上昇を見せたと説明した。

「アルトコインは流動性がブレイクアウトするまでは走らない。今がその時だ」とTechDev氏は投稿した。

同氏のチャートによれば、アルトコインは2016年と2020年の景気循環の谷と流動性の回復に呼応する形で大規模な上昇を記録している。

Altcoins don't run until liquidity breaks out. It's time. pic.twitter.com/0gGXUzOK7x

— TechDev (@TechDev_52) April 16, 2025

ビットコインは2026年に50万ドル到達の可能性も

TechDev氏はアルトコインだけでなく、ビットコイン（BTC）についても同様に強気の見通しを示している。カップ・アンド・ハンドル型と呼ばれるチャートパターンのブレイクアウトを確認したことで、50万ドルへの上昇も視野に入っているという。

「多くの分析を経てきたが、最終的にはシンプルなチャートパターンが核心を突いている可能性がある」とコメントしている。

このチャートパターンは、相場が一時的な調整を挟みながらも、長期的な強気トレンドが継続するサインとされている。

アルトコインとBTCに再びスポットライト

TechDev氏の分析が正しければ、現在はアルトコインやビットコインにとって極めて魅力的な買い場となっている可能性が高い。特に2026年にかけては、世界的な流動性の増加と経済再加速が仮想通貨市場に追い風となり、過去の強気相場を再現、あるいは上回る展開も期待できる。

今後の動向を注視しつつ、ポートフォリオ戦略の見直しを検討するタイミングに来ているといえるだろう。

アルトコイン市場は、ビットコインに比べて流動性やボラティリティが高いため、資金流入の初動で大きな上昇を見せる傾向があります。もし本当に流動性が再び市場全体に注ぎ込まれるのであれば、アルト市場にとっては「第2の黄金期」が訪れる可能性が高いです。

また、TechDev氏が描くビットコインの価格予想（2026年に最大50万ドル）も、過去のパターンや投資家心理を考慮するとあながち非現実的とは言い切れません。現在の市場は規制環境やマクロ動向の影響を強く受けていますが、それゆえに一度ポジティブな転換が起これば、価格は予想以上に早く、かつ大きく動く可能性があります。

総じて、現時点では慎重さが求められる局面ではありますが、中長期的な視点ではアルトコインにも再び強い追い風が吹く兆しが見えてきたと言えるでしょう。投資家にとっては、今後の金利政策や流動性指標の動向を注視しつつ、戦略的なポジション構築が重要になると考えます。