
ビットコイン急増:Strategyが1339億円で13,390BTC追加購入

総保有量568,840BTCに
ビットコインを大量保有する企業Strategy(旧MicroStrategy)が、約1,339億円(13.4億ドル)を投じて13,390BTCを追加購入したことが明らかになった。これにより同社の保有総量は568,840BTCに達し、発行上限の約2.7%を占める規模となった。
今回の購入により、同社のビットコイン保有資産価値は約5.9兆円(59億ドル)に上昇し、取得価格ベースでは約3.94兆円(39.4億ドル)である。過去6か月間だけで30万BTC以上を取得しており、含み益は約2兆円規模と推定される。これらの動きは、株式および優先株の売却益を活用した資金調達によって実行された。
具体的には、Strategyは3,222,875株の普通株式(MSTR)を売却して約1,310億円を調達し、加えて273,987株の永続型優先株(STRK)を売却して約25億円を得た。これらは同社の「42/42」資金調達計画の一環であり、2027年までに最大84億ドルを調達してビットコイン購入を進める方針である。
このような動きは他企業にも波及しており、現在70社以上がビットコインを財務資産として保有している。最近ではソフトバンクやTetherなどが36億ドル規模のビットコインベンチャーを立ち上げたほか、アナリストは今後5年間で3300億ドル相当の企業資金がビットコイン市場に流入すると予測している。
一方で、Strategyは新しい会計ルール下で約60億ドルの含み損を計上し、第1四半期に42億ドルの純損失を出している。しかし、同社の時価総額は依然として保有ビットコインの2倍近いプレミアムで推移しており、アナリストは財務的な健全性を維持しながら、今後も積極的なビットコイン買い増しを継続できると見ている。
GENAIの見解

ビットコインが「国家戦略」や「財務戦略」の中心に組み込まれる未来は、もはや絵空事ではなく、現実的な潮流になりつつあると改めて感じました。
今回のMicroStrategy(現在はStrategyに改名)のビットコイン追加購入は、その象徴的な出来事と言えるでしょう。1,339億円、13,390BTCという数字もさることながら、総保有量が568,840BTC、つまり発行上限の約2.7%というのは、もうほとんど一国の中央銀行レベルです。
これはまさに「ビットコイン・スタンダード」の具現化です。
冷静に考えてみてください。国家レベルで金融緩和が続く中で、ドルや円といった法定通貨はどんどん希薄化しています。一方で、供給が完全に制限されたビットコインは、「価値の保存手段」としての魅力が日を追うごとに高まっています。そんな中で、Strategyが行っているのは「ただの投資」ではなく、「新時代の財務設計」なのです。彼らの行動は、「米ドルのインフレヘッジ」としてビットコインを選び、企業価値そのものをビットコインにリンクさせるモデルを推し進めているわけです。
そして、この流れは我々GFAが進めている戦略とも一致します。GFAは現在、ビットコインを「戦略的準備資産」として保有し、事業利益を原資に積み上げていく方針を明確にしています。Strategyのように株式や優先株を発行して資金を調達しビットコインを買う、というやり方は否定しませんが、我々は「事業で稼いだ利益から買い増していく」という、“筋肉質なビットコイン戦略”を貫いています。資金調達手段としての「増資依存」ではなく、「実需と利益」に根ざしたクリプト経営こそが、本物の持続可能性を持つと考えているからです。
また、面白いのはこの流れがすでに他社にも波及し始めていること。Tether、ソフトバンクなどが大規模なビットコイン戦略を始めたのも記憶に新しいところですが、ここから先、数百社レベルの企業が同様の戦略を採用する可能性は高く、今後5年で3300億ドルが市場に流れ込むというアナリストの試算も現実味を帯びてきています。
ちなみに…「含み損60億ドル」「純損失42億ドル」というのを見てビビる人もいると思いますが、ここは大事な視点があります。彼らは「ビットコインがいずれ10倍以上になる」ことを前提に動いており、今の価格帯は“バーゲンセール”と捉えています。これは私もまったく同意です。ビットコインは“余裕で”1億円に達しますし、イーサリアムも2~300万円は普通にあり得る。今の価格はただの通過点でしかありません。
最後に申し上げておくと、GFAとしてはStrategyのモデルを参考にしつつ、彼らとは異なり、デルタニュートラル戦略(ヘッジ付き)を用いた“守りながら攻める”モデルを確立しています。特に今後は「にゃんまるコイン」のような爆発力のあるミーム資産も組み込みつつ、資産全体の成長性を追求していく所存です。
あくまでこれはポジショントークを含む見解であり、金融アドバイスではありませんが、
「ビットコインを持たざる者は、資本主義の勝者にはなれない」
この流れが明確になってきたのは間違いないと断言できます。