
NFTゲームとは?もう稼げない?スマホでの始め方やおすすめランキングをわかりやすく解説!

プロトレーダー Trader Zのイチ押しポイント!
- NFTゲームは、ブロックチェーン技術を活用してゲーム内資産をNFT化した作品の総称
- デジタル資産をプレイヤー自身が所有し、取引できる点が従来型ゲームとの大きな違い
- 初心者から中級者までを対象に、稼げる可能性がある新ジャンルとして注目
- プレイ成果としてトークンを獲得し、それを外部マーケットで取引する仕組みが一般的
- ブロックチェーン上に記録されるため、ゲーム運営が停止してもアイテムが消えにくい
- 二次流通市場での売買が活発であり、アイテムに値段がつくケースがある
- 最大のメリットは、ゲーム内資産をプレイヤー自身が保持し、売買する余地が生まれる点
- ベンチャーキャピタルや投資家が次々と資金投入を行い、大規模なプロジェクトが増加
- ユービーアイソフトやスクウェア・エニックスなどの大手がNFTゲーム開発に乗り出している
- ゲーム内アイテムやトークンの価値は需要と供給によって変動し、ときには大幅に下落する可能性
- NFTゲームはAxie Infinity、Decentraland、The Sandboxなどがおすすめ!
- Axie Infinity:モンスターのようなキャラクター「Axie」を収集・育成し、他プレイヤーと対戦するゲーム
- Decentraland:土地や建物をNFTとして所有し、その上でイベントやビジネスを展開するゲーム
- The Sandbox:ボクセルと呼ばれるブロック状のアートスタイルを用いたメタバース型NFTゲーム
- NFTゲーム始めるなら「GMOコイン」→「Metamaskに仮想通貨を送金」がおすすめ!

NFTゲームの本質的な魅力は、「遊ぶことで楽しみながら、同時に資産を築くことができる」という新しい体験価値にあります。
従来のゲームは、時間やお金を消費する一方通行のものが主流でしたが、NFTゲームでは「プレイが資産形成に直結する」という、まさにゲームの経済的革命を目指しているのです。



ただし現状では、その理想に本当に到達できているプロジェクトはごくわずかであり、多くは短期的な利益だけを追求した粗悪な内容のものが目立っています。
ですから、「NFTゲーム」と一括りにするのではなく、本質をしっかり見極める目が必要だと考えています。
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Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。


監修 Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。
NFTゲームとは
NFTゲームの定義
NFTゲームとは、ゲーム内で使用されるキャラクターやアイテムなどをNFTとして扱うタイトルのことをいいます。
ここでいうNFTは「Non-Fungible Token」の略称であり、同じものが二つと存在しない唯一性を持つトークンです。
たとえば、同じ武器グラフィックを持つアイテムでも、それぞれのNFTには別の識別情報が付与されているという考え方になります。
従来のオンラインゲームであれば、アイテムやキャラクターの管理は運営会社が一括で行っていました。
しかし、NFTゲームの場合はブロックチェーンという分散型台帳に記録されるため、アイテム情報が改ざんされにくい状態を作り出しやすくなっています。
ユーザーはゲーム内資産をウォレットに保管する形で管理し、マーケットプレイスを利用して売買できる可能性があります。
これは、ゲーム内で得たデジタル資産を現実世界でも資産として扱いやすくする取り組みの一例です。
NFTゲームの仕組み
NFTゲームの仕組みは、ブロックチェーン特有の分散管理を応用して成立しています。
ゲーム内で行われる取引や所有情報は、スマートコントラクトと呼ばれる自動契約システムを介して管理されます。
これにより、特定の企業や管理者だけでなく、複数のノードが取引を検証し合い、不正が起こりにくい仕組みになっています。
プレイヤーにとっては、ゲーム内でモンスターを倒したりクエストをクリアしたりすることで、トークンやNFTアイテムを入手できる点が特徴的です。
とりわけ「Play to Earn」という概念が広がり、プレイの成果によって得た資産を、仮想通貨の取引所やマーケットプレイスで交換する選択肢が生まれました。
これによってゲーム体験と経済活動が結びつき、従来の楽しみ方に加えて新たな報酬体系が生まれつつあります。
NFTゲームの特徴
デジタル資産の真の所有権
NFTゲームの大きな特徴は、ユーザーが獲得したアイテムをブロックチェーン上に記録することで所有権を明確化しやすい点です。
通常のオンラインゲームでは、運営側がサービスを終了するとプレイヤーのアイテムも一緒に無効化されることが一般的です。
しかしNFTゲームの場合は、アイテムがNFT化されているため、サービス終了後もウォレット内に保管できる可能性があります。
また、多くのNFTゲームではアイテムやキャラクターを二次流通市場で売買することもできます。
特にレアリティが高いものや人気のあるキャラクターは需要が高く、価格が上昇するケースがあるかもしれません。
これは従来のゲーム経済では実現しにくかったメリットですが、反面、アイテム価値が下がったり流動性が低くなったりするリスクも伴います。
コミュニティ主導の経済圏
NFTゲームは、運営者が一方的にゲームを管理する構造から脱却し、コミュニティで発展させる流れが生まれています。
たとえば、ゲーム内トークンを一定量保有することで、ゲームのアップデート方針や新要素の導入について投票できる権利を得る仕組みが導入されることもあります。
このようなガバナンストークンが存在する場合、プレイヤーは自らが参加しているゲーム世界の方向性をある程度決定づけられる立場に立つかもしれません。
ユーザー間取引が活発化すれば、ゲーム内資産の流通総量が増えるため、結果的にゲームの知名度やユーザー数が拡大します。
この形でコミュニティが自発的に発展していくケースは、従来の「運営主導の管理型ゲーム」からの大きな転換として注目されています。
投資対象・収益化の可能性
NFTゲームが注目を集めた背景には、ゲームが単に娯楽で終わらず、投資対象になりうる可能性が存在するという点も挙げられます。
大手の仮想通貨投資家やベンチャーキャピタルが、NFTゲームを展開するスタートアップに資金を注入している事例も数多く見られます。
これは、ゲームのヒットによってトークン価格が上昇すれば、大きなリターンを得られるかもしれないという期待があるからです。
ただし、投資としてのNFTゲームには相場変動リスクもつきまといます。
需要が一時的に高まってアイテム価格やトークン価格が急騰したとしても、ブームが過ぎ去ったり競合ゲームが台頭したりすることで、価値が急落する可能性もあります。
投資を目的とするプレイヤーは、ゲーム性やコミュニティの成長見込み、運営体制などを十分に検討した上で判断することが重要です。
NFTゲームが有名になった理由
初期ブームと歴史的背景
NFTゲームが広く知られるようになった大きな転機は、2017年にリリースされた「CryptoKitties」というゲームの大ヒットにあるかもしれません。
可愛らしいデジタル猫キャラクターがNFT化され、希少な猫が数十万円、あるいはそれ以上の価格で取り引きされたというニュースが世界中を駆け巡りました。
このできごとにより、仮想通貨に馴染みのなかった層にも「デジタルアセットの売買に思わぬ高値がつくことがある」という認識が急速に広がりました。
当時はまだNFTという言葉が浸透しておらず、多くの人にとっては「単なる画像データに高額の値が付く」という不思議な現象と受け止められた部分があります。
しかし、こうした話題がニュースサイトやSNSで取り上げられ続けた結果、NFTに対する好奇心が育ち、それがのちの大きなブームへとつながったと考えられています。
世界的ヒットの事例
NFTゲームがさらに飛躍的な広がりを見せた要因として、2021年頃に大きく話題になった「Axie Infinity」の成功が挙げられます。
キャラクター育成やバトルを通じて得たトークンを実際の仮想通貨に交換できるため、新興国のプレイヤーが生活費を補う手段として利用した例も報じられました。
これは、スマートフォンとインターネット接続さえあれば「ゲームで収益を得られる可能性がある」という新たな価値観を世界中に示したかもしれません。
Axie Infinityの爆発的な普及によって、従来のゲーム会社だけでなく、投資家やブロックチェーン企業、さらにはIT大手などがNFTゲーム市場に関心を寄せるようになりました。
この波及効果が、NFTゲームを単なる一時的なブームではなく、新たな産業として認知させる原動力になったといわれています。
大手企業・投資家の参入
NFTゲーム市場が盛り上がる中、世界的なゲーム企業や投資家が続々と参入を表明する動きが見られています。
海外ではユービーアイソフトがいち早くNFTアイテムのプラットフォームを試験運用し、日本国内でもスクウェア・エニックスがブロックチェーンゲームの開発を重要戦略と位置づける方針を明かしました。
これらの動きが報じられるたびに、NFTゲームは「単なる流行りものではない」という認識を一般層へ浸透させるきっかけとなっています。
投資家サイドでも、NFTゲームプロジェクトに対する大規模な資金調達が続いており、新たにリリースされるゲームやメタバース関連タイトルの開発費が大幅に拡充される例が出ています。
こうした投資の活発化が、NFTゲーム業界全体の成長を後押しする要因の一つになっています。
NFTゲーム注目のニュース
ハッキング事件・セキュリティ課題
NFTゲームが注目される一方で、セキュリティ面の問題も浮き彫りになっています。
たとえば「Axie Infinity」では、ブリッジと呼ばれる送金管理システムが不正アクセスを受け、多額の仮想通貨が盗まれる事件が発生しました。
この出来事はNFTゲームにおいてもハッキングリスクが顕在化していることを示す一例といえるでしょう。
ブロックチェーン自体の技術は改ざん耐性が高いといわれていますが、ゲームと外部ネットワークの接合部やウォレットとの連携部分に脆弱性が生じるケースがあります。
NFTゲームをプレイする際は、そのゲームがどのようなセキュリティ対策を講じているかを把握するとともに、自身でもウォレット管理やパスワードの使い回し防止などの基本対策を徹底する必要があります。
大手ゲーム会社の参入動向
近年は大手ゲーム企業によるNFTゲーム開発のニュースが相次いでいます。
ユービーアイソフトは独自のNFTプラットフォームをテスト公開し、スクウェア・エニックスは自社IPをブロックチェーンゲーム化するプロジェクトの準備を進めていると報じられました。
こうした動きが注目される理由は、もともと人気のあるゲームブランドとNFTが組み合わされることで、多くのユーザーを獲得できる可能性があるためです。
新作としてゼロから立ち上げるよりも、既存の人気シリーズにNFTの要素を付与するほうが集客力を見込めると考える企業も増えています。
ただし、従来のゲーマーからは「NFT要素の導入は課金や収益化の手段ではないか」といった批判や懸念の声も聞かれるため、大手企業がどのようにユーザーとの対話を進めるかが今後の焦点になります。
規制・法整備の進展
NFTゲームの急速な拡大に対し、各国の法整備は追いついていない部分があります。
たとえば税制においては、ゲーム内トークンやNFTアイテムの売買益がどのように課税対象となるか明確化が必要です。
日本では、仮想通貨に関しては雑所得や譲渡所得として扱われるケースが多い一方、NFTに関する細かい規定はまだ十分に整備されていない状況です。
欧米などではNFTそのものを証券とみなすかどうか、または新しい資産クラスとして取り扱うかといった議論が起きています。
こうした法的な曖昧さが解消されれば、企業や投資家にとっても参入しやすい環境が整うかもしれません。
規制とイノベーションのバランスをどのように実現していくかは、NFTゲームが今後さらに拡大するうえで非常に重要なポイントになりそうです。
NFTゲームのおすすめランキングTOP5
①Axie Infinity
特徴・基本情報
Axie Infinityは、モンスターのようなキャラクター「Axie」を収集・育成し、他プレイヤーと対戦するゲームです。
各AxieはNFT化されているため、レア度によっては価値が変動する可能性があります。
さらに、バトルやクエストをこなして得られるトークンが仮想通貨取引所で扱われている点も注目を集めました。
ゲーム内トークンにはSLP(Smooth Love Potion)とAXSがあり、それぞれアイテム生成やガバナンスに関わる重要な役割を持っています。
始め方・初期費用
Axie Infinityを始めるには専用ウォレットと、ゲーム内で使われるトークンかAxie自体の購入が必要です。
初期費用は時期によって変動しますが、Axieが値上がりしていた頃には始めるだけで相応の投資が必要になるケースが報じられました。
最近ではレンタルシステムの導入などにより、初期コストを抑えながらプレイする方法も検討されています。
②Decentraland
特徴・基本情報
Decentralandは、ブロックチェーン上に構築されたメタバース型プラットフォームです。
プレイヤーは土地や建物をNFTとして所有し、その上でイベントやビジネスを展開することができます。
ゲームというよりも3D仮想空間を自由に歩き回り、自分の好みのコンテンツを作り込めるシミュレーション寄りのサービスに近いかもしれません。
使用されるトークンはMANAで、これによって仮想空間内の購入やサービス利用が可能になります。
始め方・楽しみ方
Decentralandを楽しむには、ブラウザベースでアクセスできる公式サイトからアバターを作成し、仮想空間を探検する流れが基本です。
ウォレットを連携させることで、土地やアイテムの購入、さらには自作のアバターアイテム販売など多岐にわたる活動が可能になります。
自分の所有地にイベント会場を設置し、有志のユーザーとコラボレーションを行うなど、クリエイティブな方向で人気を集めている例も多く見受けられます。
③The Sandbox
特徴・基本情報
The Sandboxは、ボクセルと呼ばれるブロック状のアートスタイルを用いたメタバース型NFTゲームです。
ユーザーは自由に3Dオブジェクトやキャラクターを作成し、ゲーム内の土地(LAND)に設置して独自のバーチャル空間を構築できます。
ゲーム内通貨であるSANDを用いて取引が行われる仕組みが採用されており、さまざまな企業やアーティストが参入していることから注目が集まっています。
始め方・魅力
The Sandboxは無料のクリエイター向けツールを提供しており、プログラミング知識がない人でも3Dアセットやゲームを作成できる設計になっています。
LANDを所有すると、そのスペースをアミューズメントパーク風に仕上げたり、展示スペースにしたりするなど、自分のアイデア次第で多様な使い方が可能です。
海外の著名人やブランドとのコラボイベントが開かれることもあり、メタバース空間での新しい体験を求める層から人気を集めています。
④My Crypto Heroes
特徴・基本情報
My Crypto Heroesは、日本の開発チームが手掛けた歴史上の英雄をテーマにしたRPG型のNFTゲームです。
プレイヤーは、織田信長やナポレオンといった英雄たちのNFTカードを収集・強化し、バトルやクエストを攻略していく流れになっています。
世界規模でトップクラスのユーザー数を獲得したこともあり、日本発NFTゲームの成功例として挙げられることが多いです。
始め方・攻略法
My Crypto Heroesを始めるには、対応ウォレットの準備とヒーローの購入(あるいは無料ヒーローの使用)などを行います。
クエストやバトルを進めることで、レアなアイテムをドロップしたり、自分のヒーローを強化したりできます。
ゲーム内の戦略性やキャラクターの成長要素が深く作り込まれているため、RPG好きのプレイヤーからも好評を得ています。
⑤CryptoKitties
特徴・基本情報
CryptoKittiesは、NFTゲームの先駆け的存在として広く知られています。
プレイヤーはデジタル上の猫を収集・繁殖し、新たな特徴を持つ子猫を誕生させることができます。
これらの猫はすべてNFT化されており、色や模様などの組み合わせ次第で希少価値が変わり、高い値段がつくケースがあるかもしれません。
リリース当初はイーサリアムネットワークを混雑させるほどの人気を博しました。
始め方・遊び方
CryptoKittiesをプレイする場合は、イーサリアムウォレットを接続し、マーケットプレイスで子猫を購入するところから始まります。
複数の猫を飼育して繁殖させると、両親の特徴を受け継ぎながらも新たな遺伝情報が組み合わさった子猫が誕生します。
めずらしい遺伝子を持った個体ほど希少性が高くなるため、売買価格が変動する仕組みが魅力の一つです。
NFTゲームの始め方
必要なウォレット・口座開設
- 仮想通貨の取引所と対応ウォレットが必須になります。
- ウォレットのセキュリティ管理が重要です。
NFTゲームを始めるうえでまず準備したいのは、仮想通貨の取引所に口座を開設し、自分が使いたいゲームと互換性のあるウォレットを用意することです。
メタマスクなどのウォレットが代表的ですが、対応しているブロックチェーンや使い勝手を事前に調べておくとスムーズに進められます。
ウォレットへの入金や秘密鍵の管理は自己責任で行う必要があるため、セキュリティ面にも注意が必要です。
ゲームの選び方
- 運営実態やコミュニティ規模を確認し、継続性を見極めます。
- 初期費用や必要スキル、ゲームジャンルとの相性も考慮しましょう。
NFTゲームの選び方は、人それぞれの目的や好みによって異なります。
たとえば、コレクション要素を楽しみたい場合はCryptoKittiesのような収集型が向いていますし、RPG要素を重視するならMy Crypto Heroesのような作品が候補になるかもしれません。
運営会社やコミュニティの活発度、今後の開発ロードマップなどを調べることも大切です。
投資的な側面で見た場合は、公式発表やホワイトペーパーを確認して、どの程度の実績や将来性があるのかを冷静に判断する必要があります。
プレイ時の注意点
- ハッキングや詐欺リスクへの対策が欠かせません。
- 税制上の取り扱いや確定申告についての知識も求められます。
NFTゲームを楽しむ際には、ウォレットの不正アクセスやフィッシング詐欺などのリスクに注意しなければなりません。
公式サイト以外のリンクを安易に踏まないことや、秘密鍵を他人に教えないことが基本的な対策です。
さらに、ゲームで得た仮想通貨やNFTを売却して利益が出た場合には、国や地域によって税金が課せられる可能性があります。
日本においては雑所得や譲渡所得として申告する例が多いですが、詳細は税理士に相談するなどして確認したほうが安心です。
NFTゲームのメリット・デメリット
メリット
NFTゲーム最大のメリットは、ゲーム内資産をプレイヤー自身が保持し、売買する余地が生まれる点です。
お気に入りのキャラクターやアイテムを、半永久的にデジタル上で維持できる楽しさは従来のオンラインゲームにはなかった体験といえるかもしれません。
また、人気タイトルではコミュニティがイベントを主催したり、二次創作活動を盛り上げたりする動きも見られます。
運営の一存だけでなくユーザー発信で世界観を創出する「参加型のゲーム文化」が根付く可能性があります。
デメリット
一方で、デメリットとしては仮想通貨相場の影響を大きく受ける点が挙げられます。
ゲーム内アイテムやトークンの価値は需要と供給によって変動し、ときには大幅に下落するかもしれません。
さらに、開発元や運営元の体制が不安定なゲームだと、サービス終了に伴いNFTの取引量が激減する恐れも否定できません。
人気が急上昇しやすい分、下火になる速度も速い可能性があるため、常にリスクを意識しながら楽しむ必要があります。
リスク対策
NFTゲームのリスクを抑えるには、ウォレットをオフラインで保管する方法や、複数のアカウントや秘密鍵を管理するセキュリティ意識が求められます。
また、ゲーム運営が長期的に続くかどうか、あるいはコミュニティが十分に成熟しているかを見極めることも大切です。
アクティブユーザー数やSNSでの活動状況などを調べ、盛り上がりが長続きしそうなプロジェクトに参加したほうが安全と考えられます。
NFTゲームの今後の展望
既存ゲーマー層への浸透
NFTゲームがさらに普及するには、ブロックチェーンや仮想通貨に詳しくない従来のゲーマー層を取り込む必要があります。
そのために必要なのは、UI/UX(ユーザーエクスペリエンス)の向上と、ゲームプレイ自体の面白さを追求する姿勢かもしれません。
将来的には、ウォレット連携や仮想通貨の購入などを意識しなくても遊べるような仕組みが整備されれば、ライトユーザー層の参加が増える可能性があります。
メタバースとの融合
NFTゲームは、メタバースとの親和性が高い分野と見なされています。
ゲームとメタバースを連携することで、ユーザーは仮想空間で資産を構築・維持しながら、多彩な体験を享受できるようになります。
イベント開催や広告、アバターのカスタマイズなど、ゲーム以外の文化的・商業的活動が活発化するかもしれません。
将来的には、メタバース内で行われる不動産開発や仕事、教育の場にもNFTが組み込まれることで、境界がさらに曖昧になる可能性が指摘されています。
まとめ
NFTゲームは、ブロックチェーン技術とゲームデザインが融合した新しいエンターテインメントの形だといえます。
デジタル資産の所有を通じてユーザーに大きな自由度と経済圏をもたらす一方で、運営や相場の変化に左右されやすい面も残っています。
大手ゲーム会社や投資家の参入により、その市場規模が着実に拡大しつつある反面、ハッキングリスクや法整備の課題なども浮き彫りになってきました。
初心者から中級者までの読者にとっては、NFTゲームを始める際に必要なウォレットや口座開設方法、そして安全にプレイするためのリスク管理がまず重要になると思われます。
期待が先行して高額なNFTを取得したものの、値崩れに苦しむケースがあるかもしれませんし、逆に早期参入して人気タイトルに出会えれば、面白いゲーム体験と報酬の両方を得られる可能性も否定できません。
最終的には、投資目的よりも「ゲームを純粋に楽しみたい」という気持ちと、「ブロックチェーンやNFTという新技術を体験してみたい」という好奇心を軸に検討してみるのが、長く続けるうえでは有効かもしれません。
社会的にも注目度が高まっている分野なので、今後の展開を追いつつ、自分に合ったスタイルで参加してみるのがよいでしょう。