ビットコイン(BTC)相場分析｜ATH達成後も勢い続かず、12万ドル付近での攻防に注目

2025年10月10日のBTC/USDT(ビットコイン)相場は、最高値を更新したものの、上値を保てずに反落しましたが、依然として高値圏に集中した値動きが確認されています。

BTC/USDTのチャート分析

BTC/USDTの日足・4時間足・1時間足をテクニカル分析していきます。特に12万ドル付近の値動きに注目です！

BTC/USDTの日足チャート

日足相場に関しては、依然として上昇チャンネル内を推移しており、高値を抑えられて反落したことから、現在、短期の移動平均線との乖離を埋めるような動きが確認されています。
細かいチャネルで見てもトレンドは継続しており、上目線で見ていますが、下落する可能性があるとすれば117,000ドル、その下が前回意識されていた113,000ドル付近まで下落する可能性も考えられます。

117,000ドルから118,000ドルの価格帯は、9月の中旬ごろにポジションを取得した短期投資家にとって、取得単価を割り込むような水準となるため、ここを割り込むとロスカット清算が走る可能性があり、120,000ドル付近での維持ができるかどうかが重要です。

BTC/USDTの4時間足チャート

4時間足チャートに関しては、現状、短期の移動平均線の下に潜っている状況です。
昨日、120,000ドルが非常に意識された値動きが確認されており、最高値更新した後もプットコール比率などで最も出来高がついていた価格帯となるため、ここは割り込ませたくない大口によるスポット買いも入っていると推測されます。

一直線に上がっていくというよりかは、月内での調整を経て再度上昇していくという可能性も視野に入れておきましょう。

BTC/USDTの1時間足チャート

1時間足チャートでは、昨日120,000ドルをわずかに割り込んだボトムが意識されると見ています。
日足の延長線という形でクローズはできていますが、1時間足だと長期の移動平均線（MA）を割り込むような形で横軸の展開になってきています。

底値109,000ドル付近からの力強い上昇に対し、フィボナッチの50%や61.8%といった深い押し目を作らず、23.6%の高値圏でのキープができていることは、ある程度、需給を伴った現物買いが確認できている証拠です

本日のBTCエントリーポイントはどこ？

本日のBTC/USDT(ビットコイン)では、強い上昇トレンドの中での押し目買い（ロング）で統一します。

120,000ドル付近のサポートロングが狙い目

昨日つけた1時間足の安値（ボトム）を捉え、長期移動平均線の上でサポートが形成されるゾーンを狙います。
高値が近い分、リスクリワードは悪くなるため、損切りを徹底することが重要です。

120,000ドル付近での横軸展開が続けば入りやすくなる可能性はあると考えていますが、薄い白色で囲ってあるゾーンを下抜けした際には117,000ドル付近まで下落する可能性はあるので注意しましょう。

本日の仮想通貨ニュース＆注意点とは？

本日のニュースは、BTCのコストベーシスを確認すると117,000ドル付近で取得した投資家が多いため、ここを割り込むとポジション清算（ロスカット）による下落が加速する可能性があります。
逆に、120,000ドル付近はあまり新規参入が確認されておらず、ここからの防衛は、大口の買い支えが必要です。

CMEの先物OIも増加しており、スポット・デリバティブの全市場で資金流入が確認されています。
出来高減少は一時的な調整と見られ、OI増加の継続はモメンタム維持に寄与します。

マクロ環境やETFの流入から、年末・年始にかけてまで、中長期的なポジション構築が可能な局面にあります。