メタプラネット、150BTCを追加購入しアジア最大のビットコイン保有企業に

メタプラネットが150BTCを追加購入し、アジア最大のビットコイン保有企業に浮上した。今回の購入により、同社の総保有量は3,200BTC、評価額は約2億6,180万ドルに達した。一方で、この発表にもかかわらず、同社の株価は当日0.5%下落した。

メタプラネットの積極的なBTC購入が株主構成に影響

メタプラネットは、株式発行による資金調達でビットコイン購入を進めており、その結果「アジアのマイクロステラテジー」とも称されている。

これまでに4,400万株以上を発行し、2025年第1四半期のBTC利回りは60.8%を記録した。なお、前四半期は310%と大幅な利回りを示していた。

日本の暗号資産市場に追い風、メタプラネットの成長加速

同社は2026年までに21,000BTCの取得を目指しており、この方針が投資家の注目を集めている。株価は過去1年間で4,800%上昇し、株主数は5万人を超え、時価総額は9,652%増加した。また、日本政府が暗号資産税制の緩和を進めていることも、メタプラネットの成長を後押ししている。

今後、メタプラネットの動向は日本国内外のビットコイン市場や規制緩和の動きにも大きく影響を与える可能性がある。一方で、政府はビットコインの国家備蓄については慎重な姿勢を保っており、今後の議論が注目される。

また、日本国内で暗号資産に対する規制緩和が進む中で、メタプラネットのような企業が先導する形で積極的にビットコインを取得することは、他の日本企業や投資家にも良い刺激を与えるのではないかと感じます。

一方で、株式を大量に発行して資金調達を進めるという手法にはリスクも伴います。市場環境の悪化やビットコイン価格の急落が起きた場合、株主への影響や財務リスクが懸念される部分もあります。

ただし、戦略的に見れば、メタプラネットは明確な目標を掲げており、これまでの株価上昇や株主数の増加からも市場の支持を得ていると言えます。今後の動向を注視したいと思います。