
ビットコインETFが6日連続資金流入、ブラックロックのIBITが牽引

ビットコインETFが6営業日連続で資金流入を記録し、ブラックロックのIBITが1億499万ドルという大規模な流入を牽引した。3月21日、米国の現物ビットコインETFは全体で8,309万ドルの純流入を達成し、週末を好調に締めくくった。
この動きにより、ETF全体の累計純流入額は2024年1月11日から360.5億ドルに達し、ビットコインの市場におけるETFの存在感が一層高まった。IBITの躍進により、ETF全体の資金流入は6日連続となり、同日のETF取引高は11.3億ドルに達した。さらに、12のビットコインETFが保有する資産は943.5億ドルとなり、ビットコインの時価総額の5.65%を占めている。
IBITの一人勝ち、GBTCは資金流出
IBITが圧倒的な流入を見せた一方で、グレースケールのGBTCは2,190万ドルの資金流出を記録した。残りの10ファンドについては大きな動きはなく、IBITが市場の関心を一手に集めた格好だ。
この状況は、ブラックロックによるETF運用への信頼感の高さを反映しており、他のファンドとのパフォーマンスの差が広がっていることを示している。
イーサリアムETFは逆風、13日連続の流出
一方で、イーサリアム市場は逆風にさらされている。3月21日には米国の現物イーサリアムETFから1,863万ドルの資金が流出した。特に、ブラックロックのETHAが1,194万ドル、グレースケールのETH Mini Trustが669万ドルの流出を記録した。
イーサETFの累計流入額も減少
これにより、9つのイーサリアムETFは13日連続で資金流出が続き、累計純流入額は24.2億ドルに縮小した。現在、これらのファンドは6.77億ドル相当のイーサリアムを保有し、イーサリアムの時価総額の約2.84%にとどまっている。
ビットコインETFが勢いを増す一方、イーサリアムETFは資金流出が止まらない状況であり、両市場の明暗が鮮明になっている。
GENAIの見解

このニュースは、ビットコイン市場に対する投資家の強い関心と信頼感が継続していることを示していると思います。
特に、ブラックロックのIBITにこれだけの資金が集中している点は、同社のブランド力やETFの運用実績への信頼の高さを物語っています。
また、ビットコインETF全体で6日連続の資金流入というのは非常にポジティブな材料であり、今後の価格や市場全体の流動性にも好影響を与える可能性が高いと考えます。
一方で、イーサリアムETFの資金流出が続いているのは少し気になるところです。ビットコインに比べて、今はイーサリアムに対する投資家の慎重な姿勢が続いているのかもしれません。このように、ビットコインとイーサリアムで対照的な動きが出ている点は、今後のマーケット分析において注視すべきだと感じます。