AI活用型暗号資産に強気姿勢の投資家が4割を超える、CoinGecko調査で判明

AIを活用した暗号資産に対し、投資家の間で強気姿勢が広がっていることが、CoinGeckoの最新調査で明らかになった。

暗号資産データ集計サイトのCoinGeckoが2024年2月20日から3月10日にかけて、世界中の2,632人の暗号資産投資家を対象に実施した調査によれば、46.9%の投資家がAI活用型暗号資産プロダクトに対して「やや強気」または「強気」と回答した。

また、AI関連のトークン価格に関しても、44.3%が強気の見方を示しており、AIと暗号資産の融合に対する期待感が高まっている。

早期導入者が市場を牽引

調査結果によると、AI活用型暗号資産に早期から取り組んできた「イノベーター」や「初期採用層」の投資家が、市場の強気ムードを主導している。これらの層は、他のグループに比べて強気な姿勢が際立っており、トークン価格についても最も強気な見方を示している。

特に「初期採用層」は、AIと暗号資産の融合による今後の成長性を高く評価しており、今後の市場拡大にも積極的に参加していく姿勢がうかがえる。

投資家心理は期待感が優勢

AI活用型暗号資産市場は未だ発展途上であるものの、多くの投資家がその将来性に注目している。CoinGeckoの調査では、強気派の投資家が過半数に迫る勢いを見せており、価格面でも同様の傾向が確認された。

今後、AI技術の進化や実用化の進展とともに、AI関連の暗号資産市場がさらに活性化する可能性がある。市場に早期参入した投資家の自信は、今後の相場にも大きな影響を与えそうだ。

また、こうした新分野では、早期に参入した投資家の影響力が大きく、価格形成や市場の方向性にも影響を与える場面が多くなると考えます。

一方で、慎重な投資家が一定数いることも、冷静に見るべきポイントだと思います。技術革新のスピードや実際のユースケース次第では、市場の温度感も変わってくる可能性があるため、今後も注視していきたいと感じました。