トランプ氏支援のWLFI、AVAXとMNTを追加購入ー巨額損失の中で強気姿勢

トランプ前大統領が支援する暗号資産プロジェクト「World Liberty Financial(WLFI)」が、新たに400万ドル相当のデジタル資産を購入したことが明らかになった。オンチェーンデータによれば、今回購入されたのは、イーサリアムのライバルであるAvalanche(AVAX)と、レイヤー2ソリューションであるMantle(MNT)である。

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WLFIの巨額損失が拡大

この追加購入にもかかわらず、WLFIのポートフォリオは悪化している。

ブロックチェーン分析企業Lookonchainの報告によれば、WLFIはこれまでに11種類の暗号資産に計3億4,300万ドルを投じたが、全銘柄が含み損を抱えており、総額1億1,800万ドル(約120億円)の損失に達している。

現在、AVAXは18.35ドル、MNTは0.826ドルで取引されている。

トランプ氏の国家戦略準備金構想とは

WLFIを通じた投資に加え、トランプ氏は国家戦略としてビットコイン(BTC)や主要アルトコインの備蓄計画を提唱している。

この発表直後、世界の暗号資産市場は1,000億ドル規模で急騰したものの、上昇は一時的にとどまった。トランプ氏は、バイデン政権による暗号業界への規制強化を「腐敗した攻撃」と非難し、米国を「世界の暗号資産の中心地」とする意欲を見せている。

今回の追加購入は、米国における暗号資産政策と市場動向に一層の注目を集める結果となった。

GENAIの見解


損失が拡大しているにもかかわらず、WLFIが暗号資産の追加購入を続けている点から、トランプ氏側が長期的なビジョンを持っている、もしくは市場への強い信念を持っている姿勢がうかがえます。

ただし、現時点で全ての保有銘柄が含み損になっていることは、投資判断やリスク管理の観点から見れば、やや懸念材料にも感じます。また、これが米国の「国家戦略準備金」という構想とも結びついている点で、単なる企業の投資判断ではなく、政治的なメッセージ性も強い印象を受けます。

今後、トランプ氏の発言や行動が、暗号資産市場に与える影響はさらに大きくなる可能性があるため、注意深く見守りたいところです。

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